●2.アトピーで乳首から臭い汁が出ていた


二人の子供を子育て中のNさんは
月に一回から二回のペースで一時期は整体に通ってきました。

以前はちょっと悩み事があって
メンタルを中心に通っていたこともありました。

でもそのまとまりがついた後は
季節の体の変化を軸にして整体に来ていました。

そのとき、1間年くらいでしたでしょうか、
若い頃煩っていたアトピーがスゴイ勢いで出たことがありました。

本人曰く「乳首から臭い汁が出ていた」と。

この乳から汁がでる症状は他にもいて、

その彼女も完全治癒ではないはずなのですが

今はアトピーには神経質になっていないようです。



さて、つい先日、「Nさん、以前のアトピーは?」と聞いたら

「えっ?あー、アタシそう言えばひどいアトピー出てたわよね。

あんなにひどい思いをしていたのに、アタシって

自分がアトピーだったことをすっかり忘れていた。」と。

(+_+)


この人の場合、現在はアトピー肌独特の
ごわごわした感じは全くありません。

2009年9月の時点で43才です。

「毎日夜中に体を引っ掻いて睡眠不足気味です!」

「引っ掻きすぎた処の肌はちゃんと元に戻るのですか?」

などあの当時はその他いろいろと
不安不満をもらしていたのと同じNさんです。

しかし「咽もと過ぎれば熱さを忘れる」で、

今では「自分がアトピーだったなんてすっかり忘れていたワ」

そう言いながら声を立てて笑っているのです。

まったく現金なものです。



私としましては、排泄不完全が解消すればそれで治まるだろうと思っていました。

NさんもK君(1.アトピーだけでなくヘルペスまでも)の例と同じで、
しつこくアトピーが出ているところに蒸しタオル(*)をあてました。

これはその部分をケアーする意味があります。

皮膚の迷走神経が過敏になって

痒みが増している処に的確な温度で蒸しタオルを当てると、

その神経過敏が取れて皮膚も引き締まるのです。

これは治すというのとは違いますが気分も落ち着くものです。

ただ、弛めるような温め方をしてしまうと痒さは増してしまいます。



また彼女には肝臓の関係部位にも当てて毒素の排泄力を高めました。

臨床ではジンマシンの人でも肝臓の機能を高めたら
サッと下痢をしてジンマシンが引いて肌が綺麗になった
というような例があります。

体は単にパーツの集まったものではないので
そういう体の正当防衛的なことはいろいろ起きます。

この場合、蕁麻疹を治すと言うよりも排泄力、
自浄力が回復しての蘇生と言えるでしょう。

そうやって我々は薬等を使うのではありませんので
出来る限り中の力を活用依存する工夫を探していくのです。

ですから手のひらを返すような即効性はないです。

しかし体の力そのものが促されていて、
広い意味での免疫力の高まりがあり、
同じ症状を患いにくくなるという利点はあるのです。



その他の例では、

ある人に会うとひどいジンマシンが出る人が

心身セラピー(*)を一回行って葛藤が統合できたら直ぐに治り

二度と起きなかったということがあります。

ですから皮膚と免疫系、内的な緊張はつながりが

深いのではないかと私は考えています。

「排泄力、 自浄力が回復しての蘇生…」-ノボロギクの花言葉は「蘇生」
「排泄力、 自浄力が回復しての蘇生…」-ノボロギクの花言葉は「蘇生」