整体と心身セラピーによるぜん息の臨床例
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【 イメージ、身体感覚、姿勢、姿勢の歪み、体の動き、夢 】
なんと!これらの中に喘息の治し方が埋蔵されている!
■ 整体と心身セラピー
私は日本発祥の自然健康法的な整体と、
心身変化のプロセスを重視した心理セラピー技術をもって臨床に当たっております。
ここでは、タイトルのとおり、「喘息・気管支炎」にテーマを絞ってご紹介します。
心身両面においての技術を使うのは、あなたの問題についてより丁度良く応じるためです。
“整体”この言葉は規制がなくて一人歩きしています。
その上に“心身セラピー”という名称など誰も聞いたことがないと思います。
たぶん
「 整体で治ることがあるのなら心理作業など不要ではないか?」
また同じく「 心理作業で治るなら薬など不要ではないか?」
それよりも「 薬を使用しないで病気が治るはずがない 」など、
ここの内容について疑問や「何だか分かりにくい」って感じを
お持ちではないかと思います。
そこでまず最初に簡単にこの二つの取り組み方、
体への求め方について簡単に説明しておきます。
● 整体って?(*) ←クリック先ににも説明があります
体が自ら生理的にバランスを取ろうとするその力、
本来持っている自然治癒力を引き出すことにより、
症状の改善あるいは潜在的な力を発揮できるように導く誘導的な技術、
それが私が行っている整体です。
あなたにとって大切な味方である自然治癒力、
その円滑な働きをジャマしている筋肉の細かい緊張(動きのツカエ)を、
手技や運動力学的な原理に基づいた体操で弛めます。
この緊張こそが背骨や姿勢の歪みをつくり、慢性化して諸病に至ります。
整体ではその緊張を探し出し緩解します。
そうやって気管支や呼吸器に関係している関連部位の筋肉、神経の
働きがノーマルになるよう導き、喘息や気管支炎を改善します。
もう少し細かいことは臨床例の中で説明します。
注.姿勢や背骨の歪みについて気をつけるべきこと
この筋肉緊張の中には弛めて良いものと弛めてはいけないものとがあります。
時々何らかの手技療法を受けた後にリアクションがきつかったりすることがあります。
このことの理由の中に「一時的な補助的な緊張であって取り除いてはいけないものを弛めてしまっている」このことがあります。
分かりにくいでしょうけど、歪みの中にはある条件が整わないと手を出してはいけないものがあるのです。
平たく言うとつっかい棒的な補助的な緊張はとってはいけないのです。
それがあるからこそ安定が保てているからです。
細かい緊張の中には心理ストレスからくるものがあります。
これは内面にある葛藤、心理緊張の反映ですから
根本的に改善するにはメンタルな作業が必要になってきます。
メンタルな作業で心理緊張が弛めばそれも背骨や内臓に反映されて免疫力も向上します。
● 心身セラピー(*)←クリック先ににも説明があります
あなたは心身の何らかの問題について
「 それを改善するための自然治癒力を高めること 」
そのためのノウハウをお持ちでしょうか?
心身セラピーではぜん息に限らず
『 心身がその症状を通してどのように変わろうとしているのか 』
について気づきを通して探ることができます。
そうやって自然治癒力の働きに意識的に協力するためのポイントを見つけ出します。
この方法では意識下でバランスをとろうとしているその欲求を感じ取ることが中心となります。
これは心と体が密接につながっていると前提した上での自覚的な作業となります。
特徴は心身を分離して扱わないことです。
表出するイメージ、身体感覚、体の動き、夢など
全て知覚できる現象を個人的な事実、価値あるサインとみなして改善の方向性をみつけだします。
これまでの実例では気づきと同時にその場で症状が改善されたケースもあります。
心身セラピーはNRTワーク(NRとは自然性回復Tはセラピー)とも呼びます。
※ ワークとは作業の意そのままで、主に心理セラピーに近い分野でボディーワーク、○○ワークとエクササイズと共に使われています。
◎ 焦点
結局、整体、心身セラピー(NRTワーク)どちらの方法をとったとしても、その人を支えている自然の働きに焦点があることには変わりありません。
私は医学や種々の療法を私は否定はしません。
ただ、それらの方法が病を囲む椅子取りゲームのような状況をつくってしまい、
結局は椅子を奪ってしまって、自然治癒力がはみ出しを食らってしまう、
そのような状況を私は避けたいと思うのです。
■ 根本的なことは「自然の働きに協力すること」
私は、自然性維持力、自然性回復、これらの言葉をよくつかいます。
それは症状を改善していく力そのものを外的な刺激ではなく、その人の中に見いだすことで次のような言葉になってきたからです。
// バランスを取ろうとする働きに協力するだけで、病が改善する //
あるとき、臨床においていろいろなケースの喘息が改善されていることに気がつきました。
私は喘息だけを臨床の対象としているわけではありませんので、整理しないでいたのです。
ネットで喘息を検索しましたら、同様な取り組み方と治り方をしている情報に出会えませんでした。
このとり組み方の特徴は、メンタルを切り口にする、またはココロとからだを一括りにしながら取り組むことです。
そして【 病気の原因を追求する 】この視点を【 改善の方向性 】へともっと広げます。
とにかく生活が変わることによってでも改善されればいいのだからです。
元々医科学で病気の原因を追及するのは、そこに含まれる法則から同じ病気の誰にでも通用する問題処理法を生み出すためです。
薬がその一例です。それでどんな人の同じ問題も完璧に解決できるという空想がそこにあります。
この発想にはまるであなたもあなたの隣人も、隣人でない人もまったく機械のように同じ存在であるという前提があります。
同じだから、同じ結果が得られるという発想です。
そうです。誰にも皮膚や血液があり、心臓はあるし、胃袋も腸も肝臓もあります。
同じです。
しかし、人には嘘をついてドキドキする癖のある心臓もあれば、イケメン有名人の追っかけをやってドキドキしている心臓もあります。
絵を描くのが好きで生きているその一部としての心臓もあれば、
毎日上役に檄を飛ばされている人生の同居者としての心臓もあります。
そういう意味では全く同じ心臓はこの世には無いというのも事実なのです。
この方法ではその「唯一性」を大切にして人を見ていくのです。
医科学的な微細な原因はそれはそれとして参考にし、
全く個人的な存在である身体、その全体の自然が改善されることを優先するのです。
そのことによって病の居場所が無くなってしまうことが実際にあるのです。
ある部分が不調ならそこがそうなるような全体があるからです。
そういった例がこのコーナーに紹介されている喘息の臨床例です。
個々、個別の状況に応じるために、その場に起きている「兆し」
【 イメージ、身体感覚、姿勢、姿勢の歪み、体の動き、夢 】
これらの情報を丁寧に吟味していくと、生命がバランスをとって
全体を改善しようとする流れが見えてきます。
各臨床例において、その点が最も重要なことです。
・‥…→ 【1-1】記憶力増進が喘息改善に 記憶力を増進する体操は喘息の体操ではなかった。ではナゼ…?