ごあいさつ & 心身セラピーとは?
この度は当ホームページへのご訪問ありがとうございます。
このHPの作成及び管理者、アキラ(ニックネーム)と申します。
(本名、所在はそれぞれ[自己紹介]、[問合せ・所在]のページをご覧下さい。)
このホームページでお伝えしたいのは、
アトピーや喘息の方をはじめとする心身症の全く新しい改善回復方法と関連情報です。
「 もっと、もっとあなたが本来持っている可能性に気づいて欲しい! 」
そんな気持ちでこのホームページをつくりました。
…この頁内の目次
◆「 対立から体和へ 」 これが私が行う整体や心身セラピーの方向性
● アトピーや喘息をかかえている方へ ● 医療関係の方へ
● 一般の療術関係の方へ ● 心理療法関係の方へ ● 健康法指導されている方へ
◆ 要点としましては
「 原因不明 」「 自律神経失調症でしょう 」「ストレスが原因だろう 」
など言われていた病気。
それがどうやら心が関与していると、心身症は正体が見えたようでいながら実際は判然としないのが現状でしょう。
これは元々が心の分野は科学として医療では蚊帳の外だったことも関係しているのでしょう。
心は記号化、数値化できませんので方程式を立てることができないので
仕方がないと言えばそれまでのことで薬やメスでは対応しきれないこと自体も自然です。
しかし、このセラピーを行うと全く丸ごとあなたの側に立った角度から答えがでてきます。
心身セラピーは心、身体、生活、これらをバラバラのものとしては扱いません。
それは「あなたの心のみ」を「あなた」とするわけにもいかないですし、
同じく身体のみをということも不可能だと思うからです。
そしてあなたの環境や生活上の他との関係もあなたの延長線上にあるので、
その意味で環境もあなたの一部分という見方をあえてすることもあります。
そうやって心身症を心身、生活その全体の一部分、一側面としてとらえます。
なぜ、「全体と部分」という発想をするのかというと、
「部分と全体がまとまりを持ちながら自己回復=新陳代謝する」
という体験、経験に基づいているからです。
抽象的な表現で分かりにくくてすみません。
「転んでもタダでは起きない」なんていいますけど、まぁそれほどムキにならなくても、
「体も心も、転んでも大体何かつかめるようになっているもんだ」
というようにお受け取りいただいてもかまいません。
自己回復とはあなたがあなたの自然性を取り戻したり高めたりすることを指します。
自己回復のきっかけは何も病気と限定して考えておりません。
ときたま、たまたまあなたの注目を誘うような現象も同じように扱うことができるのです。
注目を誘う現象とは呼吸、身体症状、感覚、体の無為運動、
夢、イメージ、言葉、時間感覚などをさします。
たまたま病気がその代表格になりやすいだけなのです。
これらをサインとして丁寧に吟味し、ふるいがけすることで有益で価値や意味のある情報をピックアップします。
そこから「心身症」というより
「全体としてのあなたの状態が安定すること」を狙います。
このやりかたでこれまで私は
心身を変え得る価値に出逢わなかったことはありません。
ですからこの方法を簡単に説明すると、
「 あなたにとっての一つの自然探し 」と表現することができます。
「この作業では原因が分からない」という答えはまずありません。
一つの焦点は、
「 心身症を抱えたあなたのその状態はどのように変化しようとしているか 」です。
たとえストレスが原因だったとしてもあなたという
自動車のタイヤと地面の間にストレスが全く無ければ進みもしません。
雪道だったらあえてチェーンを巻かないと危なくて走れはしません。
どの方向へどういう進み方をすれば良いのでしょうか?
それとも「走らないで休息や援助を必要としている」とのサインでしょうか?
このように兆しを感知して情報を得て丁度良い状態を工夫していくのが心身セラピーです。
◆「 対立から体和へ 」 これが私が行う整体や心身セラピーの方向性
この方法から他の療法、心理セラピーを眺めると
どちらかというとマニュアルや方法論に人が合わせているように見えてしまいます。
このホームページには種々の臨床例を載せています。
これは私なりに【 心身の自然 】を基本にして考え、体和(体と調和)すべく
感じたままに展開した。その事実そのままです。
でも、ここでの内容が非常識すぎてあなた様が今取り組んでいる方法や
他の方法への疑問を生じさせてしまう可能性もあります。
もしも不愉快に感じることがありましたらどうかお許し下さい。
私はほとんどの心身症は改善するものとそのように感じ、考えています。
なぜなら、その症状が無かった状態は体に記憶されているはずだからです。
ただ、大事なのは「 元に戻すこと ではない」と考えます。
厳密には誰も元には戻れません。不可能です。
時間も変化も一度も止まったことが無いからです。
大事なのは体和して(身体とちゃんと対話して)再適応、
再構築した状態をつかむことにあります。
今は未来に向かっての「今」ということですね。
動物の中には両生類といって水陸両用の能力を持ったものがいます。
水中から陸に上がったにしろ、その逆であっても可能性を拡げたことにはかわりありません。
あなたの状況も同じように受け止めてみたらいかがでしょうか。
新生の発想です。
病気を病気と思い、悩みを悩みと思うなら、それはそれまでのこと、
それに応じた結果しか現れないでしょう。
このホームページがあなたにとって参考になりそうか
判断の参考にしていただくため、以下に立場別に案内を書いてみました。
あなたはどの立場に当てはまりますか? 参考になさってください。
● アトピーや喘息をかかえている方へ ● 医療関係の方へ
● 一般の療術関係の方へ ● 心理療法関係の方へ ● 健康法指導されている方へ
● アトピーや喘息、心身症、ストレス症をかかえている方へ
あなたが既成の方法に限界を感じているのであれば、
このホームページは何らかの可能性を含んでいるかもしれません。
ただ、「セラピーの流れ」については解説しますが
私の具体的な方法、詳細はここでは紹介していません。
大切なことは方法ではなく、
あなたの個人的な状態に即していくことだと思うからです。
というか、人の例は参考にはなってもどうやったって
あなた用ではないのです。
そして私は体、心を別々にすることもありはしますが
全く一つのものとして扱うことの方がほとんどです。
この観点がどうしても肌に馴染まないなら、
また新たに興味が湧いたときにここにお越しになるほうが良いかと思います。
無理をされないでください。
※.アトピーの臨床に関しては多少身体の排泄と蘇生変化に驚かれるかと思います。
しかし、他の問題であればほとんど派手な排泄や反応はありません。
なぜなら、心身症は心理緊張が元で身体に現れた機能性の矛盾が多いからです。
(ただし、薬を沢山服用している場合は注意が必要となります。)
その心理面も、丁寧に見てゆけば心理面が弱いとか言う問題ではないことがハッキリ分かってきます。
心の何を弛めどこを引き締めるかというバランスを回復するのがコツです。
トラウマなどが関わる深い問題の場合は早く良くしようと焦るとよくありません。
これは深さの問題がありますのでここでは詳細を避けます。
● 医療関係の方へ
私は医療に従事する者ではありません。
医療からしたら一笑に付されてしまうようなことも
あえて気にしないでやってしまうところが私にはあります。
まったく違う分野のことだと思っていただいた方が分かり良いと思います。
例えば病気や症状を単なる排除すべき存在としないで
一つの変化・経過、回復の一途、再適応パターン、体自らの整え直し、意味や価値を含むもの、
そういった飛躍をした観点で指導を試みています。
これは極端な表現かもしれませんが、
私の方法では「病と闘う」この言葉が全く似合いません。
こんなことを言うと大概嫌われるのですけど、
大事なことと思うので敢えて申し上げます。
実は闘い方によっては、時に気づかないで
自然治癒力とも闘ってしまうこともあるのです。
(実際問題、世の中には免疫抑制剤を使用しないと成り立たない治療法もあると聞きます)
しかし、このことをクライアント様にご理解いただくのに時間がかかります。
局所的な排除によって改善を望む来室者に対して、
私は『 症状や問題を生み出してしまう全体をどう改善したらよいのか 』
その情報をできるだけご本人様の中に見いだそうとするからです。
こういった点からこの方法を医療と比較するということは無理かと私自身が感じています。
観察と対応が全く違う分野として受け取っていただければ幸いです。
● 一般の療術関係の方へ
代替療法、療術だと局所処理的な対症療法になりにくい利点があると思います。
しかし、現代のように沢山の療法が存在しますと、
患者ではなく関わる側自体が速い結果を望みがちです。
また極端な場合は患者よりも療法が主役となってしまい
からだが療法に合わせてしまっているケースもたまに見受けます。
こういった現象の元は情報過多でこの業界自体が大変な競争になってることにもあります。
実はこういう私自体がクライアント様に
私の流儀を押しつけてしまって沢山の失敗をしてきたのです。
しかし、私はできるだけ患者のプロセスに添うことを優先するべきだと、
結局のところそう考えています。
インターネットを検索するよりは
ご本人様の中を検索した方が必要な情報が集まる。
私はそのような気がしてなりません。
この点で何か他物の力で治そうとするタイプの療術に
私のやりかたが併用できるかは疑問のように思います。
もちろん相談者様がどうしても望む場合にはご自由にしていただいています。
併用して頂いて構いません。
また、症状自体がその体や人なりを変えて行こうとしている側面もあると考え、
そのプロセスを私は大切にすることがあります。
この点では一般の療法と大きな相違点があるかと思います。
『○○の働きでもってで治す』式の療法と
『もしかしたら本人の力以外何も必要ないかもしれない』
『起きていることに意味があるかもしれない』では
どうしてもその違いがあるとご理解ください。
「そんなので治るのか!?」と思われる方もあるかもしれませんが
例えば乳首から悪臭膿が出ていた人でもアトピーの跡形のない人もあるのです。
この点をご理解いただいた上でお読みいただくのであれば大変幸甚です。
ただ、私は現存するそれぞれの療法を否定しようという気持ちはありません。
結局、何らかを足がかりにしてその人なりの健康が
発揮されているケースはたくさんあると思われますし、
指導される方の個性、人間性なども大きく影響すると思います。
● 心理療法関係の方へ
心理療法というと、取り組み方は別としてもたぶん心理分析が
軸にあるでしょうし、本人の客観的な自立が目標にあるかと思います。
私の仕事では「こころ」と「からだ」をさして別物のように扱っていません。
したがってご本人様の変容していくプロセスにおいて、心理的な
変化、自覚性が高まっていく課程で、内面だけでなく体の変化
身体感覚、それに伴うイメージ、全てを同等に尊い情報源として扱います。
例えば夢さえも体を使って展開させます。
(例:●8 Mちゃん(2) 「 アイデンティティーが肌をピカピカに!? 」)
さらに心の改善変化の原則も
「なまの体の自然変化の仕組み」そのものに見出そうとしています。
それは整体の臨床の中で体験的に見つけていきました。
例えば、
肝臓の調子が悪いために右に重心がかかっている人についてですと、
(肝臓は上腹部みぎにあるのでその緊張のために体が右に傾く)
右下肢の末端の緊張を腹部の中心に寄せて(戻して)みる。
(肝臓の緊張が古くなると緊張が左に移行することもあります)
すると、腰が安定して内臓機能の働きも良くなる。
そういった現象があります。
ここには 遠心的に(周縁に)あるいは末端に逃げてしまっている緊張を
中心に戻すと全体が安定的になり気力を取り戻す という原理があります。
この運動力学的にまた生理的に成り立つことに『自然』を見出して、
心の問題解決法としても応用しています。
つまり、
内面の中で中心から外に外れてしまった心理エネルギーを
探し出してそれを本人の心の中心に寄せて(戻して)存在感を与える。
平易な言い方をすると気が抜けたところへ気の充実をはかるって感じ。
そのようなことをやってみたりします。
すると
『 歴然と心の状態だけでなく体まで変わってくる 』
そういうことがあるのです。
記事「Mちゃん(2) アイデンティティーが肌をピカピカに!?」は
幼少時の夢を私と二人で模擬劇にしてあれこれやっている内に
人生の中で見逃されていたもう一人の私が表出した例です。
本人様は突然と「アイデンティティーを…」など言って
訪れましたがそれなりに腑に落ちたようで、
それっきりしばらくは来ませんでした。
このように私の仕事においても心理療法的な手法をとっては
いるのですが、何せ学問的に規定するものがありません。
問題を何かで対抗処理すると言うよりも起きていることの中に
有益な情報性を求めてそれを活用するとしか言いようがありません。
何らか学問的領域があるとしたら「心身不分離的回復現象学」とかいうような
ことになるのかもしれません。
もしも、感想、ご意見などありましたら、
およせいただければ幸いです。
私自身についての気づきはもしかしたらまだまだ足らないかもしれない。
その気持ちは正直なところあります。どうぞよろしく。
● 健康法を指導されている方へ
「何をもって健康というのか」これが分かったようで分かりません。
これはもしかしたらですが
「健康になってからでないと病気は治せないのではないか?」
私の中でときどきそんな気分が徘徊するのです。
なかなかこの思いとの付き合いが厄介です。
現実にはなかなかうまくいきません。
何が上手くいかないかと言うと、「病気を治したら健康になれる」
皆さん、そのように当たり前に考えています。
これはこれで当たり前の事です。
では何故人は病むのか?
健康ではなくなったからです。
秋になると必ず腰を痛くする人が二年越しで3回来ました。
忠告しても痛みが取れたら来ないのです。
そこで痛みが取れてもこちらが良いと言うまでは来るように
させましたらその翌年は腰が痛みませんでした。
腰を触ったのではないですが、
全体が健康になったから腰の可動範囲が拡がるなりして
適応力が高くなることで患わなくて済んだのだと思うのです。
◆ 要点としましては
最初に書きました『 体和 』つまり、病いを抱えた体でも
それとちゃんとそれなりのコミュニケーションをとるなり
体の自然に悦んでいただけるような何らかを見出すということになります。
私は その人の持っている力を可能な限り尊重したい と考えています。
本来その人が持ち合わせている力によって
自然と問題が自己回復していくことを望みたいです。
大事なのは全体的な流れ、方向性で
技術や手段はその後の問題だと私は考えています。
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かたくるしいことを言ってまことにすみません。
みなさんのお体だけでなく、ほんの少しだけでも
心の潤いを回復するお手伝いができたらと、そう思っています。